MARK1 格納容器破裂指摘

原発NEWS〕 「MARKⅠ」格納容器 40年前から米の規制当局者が相次いで「破裂」を警告

 
 

 ニューヨーク・タイムズによると、「フクシマ」の格納容器の「MARK(マーク)Ⅰ」タイプに対して、今から40年も前の1972年段階かた、米国の専門家から使用中止を求める警告が出ていた。

 「もしもマークⅠ型原発の冷却システムが故障したら、炉の周囲を包む格納容器は燃料棒の加熱でおそらく破裂するだろう。危険な放射性物質が環境に放出される」
 If the cooling systems ever failed at a “Mark 1” nuclear reactor, the primary containment vessel surrounding the reactor would probably burst as the fuel rods inside overheated. Dangerous radiation would spew into the environment.

 最初に警告したのは、米原子力エネルギー委員会の安全担当、ステファン・H・ハナウアー氏。

 許容できない安全リスクを持った格納容器である、というのが使用中止を求める結論だが、その最大理由としてハナウアー氏は以下の問題点を挙げたそうだ。

 ★ 格納容器のデザインが小さすぎる(水素の圧力、及び水素爆発によって破裂する可能性がより高い)

 このハウアナー氏に続いて、後に米国の原子力規制委員会の委員長となったジョセフ・ヘンドリー氏も、「こうしたシステム(マークⅠ)を禁止する考え方に引かれる」と、同じ1972年に語っている。

 それどころか、1980年代の半ばには、米原子力規制委員会の当局者、ハロルド・デントン氏が「事故で燃料棒が加熱し溶解すれば、90%の蓋然性で破裂する」と警告を発してもいる。

 同紙によれば、「MARKⅠ」は米国のGE社が1960年代に開発し、より安価でかんたんに建設できるとセールスポイントに売り込みを図ったものだそうだ。

 MARKⅠ型はその後、改良が進んだが、同紙によれば、「フクシマ」がその改良型かどうかは不明。
   
 同紙によれば、「フクシマ」の事故で、GE株は値下がりしているという。

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/16/world/asia/16contain.html?ref=asia

 大沼:反原発運動家ではなく、米政府の当局者、それも専門家が「もう使うな」「事故を起こしたら90%、破裂する」と叫んだもの――それが「フクシマ」の「格納容器」だったわけだ!

 こんなものを、日本の政府はよくもまあぬけぬけと、「安全だ」「安全だ」と繰り返して来たものだ!

 

Posted by 大沼安史 at 12:45 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 人類、「未知の領域」へ

 
 

 前記、ニューヨーク・タイムズの記事の中で、米国の専門家、R・アルヴァレーズ氏が、こうも指摘していた。

 「私たちはいまここで地図のない未知の領域に入った」と。
  We're in uncharted territory here.

  アルヴァレーズ氏によれば、水素爆発の多発現象がそうだったように、チェルノブイリ型の水蒸気爆発などが起きるにしても、「知られざる多くを含んだあること」が起きる可能性があると指摘した。

 私たち(人類)は「フクシマ」において、もしかしたらチェルノブイリを超える、未知の領域に踏み込もうとしているのかも知れない。

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/16/world/asia/16worst.html?ref=asia

 

Posted by 大沼安史 at 12:12 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕  使用済み核燃料 各号機に「10トン」?…………米専門家が推定

 
 

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、米国の専門家、ロバート・アルヴァレーズ氏(クリントン政権・エネルギー省アドバイザー)が「フクシマ」原発にある使用済み核燃料を各号機10トンと推定している、と報じた。

 5機で50トン。「使用済み燃料」はもちろん、燃えカスではない。ほんの一部が燃えただけで、プルトニウム化している。

 同紙はまた、各号機の「使用中核燃料」について、各号機「150トン」との専門家の推定を紹介している。

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/16/world/asia/16worst.html?ref=asia

 

Posted by 大沼安史 at 11:56 午前 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕  厚生労働省 現場作業員の許容被爆量を一気に2.5倍、250ミリシーベルトに引き上げ

 
 

 前記、ニューヨーク・タイムズの記事の中に、気がかりなことが出ていた。

 厚生労働省が、(現場で最後ディフェンスにあたる50人を含む)作業員の被爆許容限度を100ミリシーベルトから、一挙に250ミリシーベルトに上げた、というのだ。
 この250ミリシーベルトというのは、アメリカの原発作業員の許容量の実に5倍にあたるという。

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/16/world/asia/16workers.html?_r=1

 いったい、どういうつもりなんだ、厚生省は?

 ひどいじゃないか!

 安全なところで作業させた、とでも言い張るつもりなのか?

 
 

 

Posted by 大沼安史 at 11:45 午前 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 ニューヨーク・タイムズも「50人、最後のディフェンス」と報道

 
 

 ニューヨーク・タイムズも「50人が最後のディフェンス」を続けている、と報じた。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/16/world/asia/16workers.html?_r=1

  「50人の作業員たちは、ほとんど知られていない、エスカレートするばかりの――生存そのものにもかかわる犠牲を強いられている」

 The workers are being asked to make escalating — and perhaps existential — sacrifices that so far are being only implicitly acknowledged.

 

 

Posted by 大沼安史 at 11:37 午前 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 フランスASN 「フクシマ」をINES事故基準で「6」と判定 チェルノブイリより1ランク下

 
 

 フランス原子力安全局(ASN)は「フクシマ」を、INES事故基準で「6」と判定した。
 「6」は最悪ランク「7」(深刻事故、accident majeur)の1ランク下の「大事故(accident grave)」。

 チェルノブイリは「7」だった。  

 Selon le président de l'Autorité de sûreté nationale française, l'enceinte du réacteur numéro 2 ne serait plus étanche. L'accident de la centrale nucléaire de Fukushima a désormais atteint le niveau 6 à l'échelle internationale, l'explosion de Tchernobyl en 1986 était de niveau 7...

 ⇒ http://www.french-nuclear-safety.fr/

 ⇒ http://anond.hatelabo.jp/20110312161337

 

Posted by 大沼安史 at 11:28 午前 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 静かに悲しむ人々 パニックするハゲタカ 

 
 

 英紙インディペンデントに、こんな見出しの記事が載っていた。

 「ヒステリカルな怒りはない。ただ、静かなる悲しみが流れるだけ」
 No hysterical outbursts, just an endless stream of quiet grief
 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/no-hysterical-outbursts-just-an-endless-stream-of-quiet-grief-2242995.html

 同じ電子版に、それとは正反対のこんな記事が。
 「株式市場の混乱を引き起こした日本パニック」
 Panic over Japan triggers market turmoil
 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/business/news/panic-over-japan-triggers-market-turmoil-2242868.html

 事故の被害を受け止める側と、事故を引き起こす側と。

 金儲けに目がくらんだ連中は、怒りのヒステリーを起こしているんだろうな?

 あの9・11のように、どこかに空売りを仕掛けていたモグラがいたりして……

 

 

Posted by 大沼安史 at 10:56 午前

浜岡停止

原発NEWS〕 日本人の「決意」に敬礼!

 
 

 英紙インディペンデントが「日本:精神の勝利(Japan: Triumph of the spirit
)」という記事を掲げた。 

 記事のリードにこうあった。「ヒロシマの恐怖を生き延び、コーベの悪夢から立ち直り、そして今……日本人の決意に敬礼する」と。
 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/japan-triumph-of-the-spirit-2242718.html

 ありがたい記事だ。励まされる記事だ。

 日本で暮らしたこともあるロバート・ツイッガーという記者は Konjo という日本語も紹介していた。
 根性……よくよく考えると、たしかに、言い言葉だ。

 「根」の人間性……だから。

 ツイッガー記者はこう書いてもいる。

 Reconstruction is a central tenet of Japanese culture.

 再建は日本文化の中心的な特徴である。

 You will see micro-recovery happening at every level very quickly.

 社会のあらゆるレベルでミクロな復興は非常に素早く行われるありさまを見ることになるだろう。

 ガンバラネバ!

 

Posted by 大沼安史 at 10:42 午前 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 過剰被爆の作業員は現場から戻せ!

 
 

 前記、インディペンデント紙の記事に、現在、チェルノブイリでシェルター・プロジェクトを続けている、アメリカの核物理学者、ローリン・ドッド氏の意見が掲載されていた。

 年間の被爆許容限度を超えた作業員は直ちに現場から戻し、家に帰せ!

 作業員に過重な被爆負担を課してはならないという提言だ。まっとうな意見だ。

 人海戦術でやるしかないのか……? その態勢はどうなっている? 新規投入チームの編成は終わっているのか?

 東京の記者諸君、保安院、東電に、この点も訊いてくれ! 

 

  ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/the-cleanup-crews-who-risk-everything-2242993.html

 

Posted by 大沼安史 at 10:25 午前 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 50人 最後の戦い

 
 

 英紙インディペンデントによると、「フクシマ」では大方の職員らが退避したあと、約50人が残って、懸命に注水作業などを続けている。⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/the-cleanup-crews-who-risk-everything-2242993.html

 同紙に対して「グリーンピース」は、「15分交代で作業を続行している、との情報が入って来ている」ことを明らかにした。

 防護服を着用しているとみられるが、放射線を浴びながらの危険な作業。
 無事を祈るしかない。

 東京で背広姿でいられる東電の正社員、政府の役人と違って、彼らは命がけだ。
 下請け、孫請けの作業員もきっと、最前線に立って奮闘しているに違いない。
 自衛隊も当然、踏みとどまっているのだろう。

 奮闘多謝! 無事を祈る!

 

 

Posted by 大沼安史 at 10:12 午前 |  | トラックバック (1)

 
 

原発NEWS〕 コスト削減で使用済み燃料を原子炉の至近に ロシアの専門家が厳しく批判 チェルノブイリの教訓を生かさず

 
 

 英紙ガーディアンの「天野IAEA」批判記事の中で、「最も強烈な批判」として、ロシア人の専門家、ユーリー・アンドレーエフ氏の声が紹介されていた。

 アンドレーエフ氏は1986年のチェルノブイリ事故のあと、汚染の除去に取り組んだ人。現在、オーストリア政府環境省のアドバイザーを務めている。

 アンドレーエフによれば、「フクシマ」の使用済み燃料は原子炉のあまりにも近くに置かれている。だから4号機で火災が起きた。

 なぜ、原子炉の至近に置いたか? 理由はもちろん、安全のためではなく「コストの削減」。

 「日本の原発関係者は金儲けに非常に貪欲だから、スペースの全てを使おうとする。だから、冷却プールから水が抜ければすぐ、火災の可能性につながるのだ」

 アンドレーエフ氏はIAEAそれ自体についても、「IAEAはイランなどの核査察はするものの、(日本などを)査察する権限を持たず、原子力産業を批判できない」として、「だから、真実を隠そうとする。偽の規制機関だ」と非難。

 同氏はさらに、、チェルノブイリの事故のあと、世界の原子力産業界は事実の隠蔽に努めて来た。教訓を汲み取ろうとしなかった」と指摘した。

 

 ⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2011/mar/15/nuclear-watchdog-response-japanese-disaster

 

Posted by 大沼安史 at 09:29 午前 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 Shizuoka に世界が注目 「浜岡原発」を停止せよ

 
 

 英紙ガーディアンの「フクシマ・アップデイト」を見て、驚いた。Shizuoka の見出しが出ている。⇒ http://www.guardian.co.uk/world/blog/2011/mar/15/japan-earthquake-and-tsunami-japan

 震度6.2の直下型地震

 ガーディアンはなぜ、Shizuoka を見出しにとったか?

 それはおそらく、世界の原発関係者が Shizuoka に注目しているからだ。

 「浜岡原発」である。

 「フクシマ」の次が「シズオカ」にならないよう、国民のひとりとして菅直人に「浜岡・即時運転停止」を要求する。

 一時的でもいい、止めてください。新潟の「柏崎」と一緒に。

 

Posted by 大沼安史 at 09:11 午前 |  

3/15 IAEA天野の鈍い対応

原発NEWS〕 天野IAEA事務局長の鈍い対応に批判

 
 

原発NEWS〕 天野IAEA事務局長の鈍い対応に批判
 英紙ガーディアンによると、IAEWの天野之弥事務局長の対応ののろさに対し、記者会見で批判が上がった。

 天野氏は日本の元外交官で、日本政府の強力なロビー活動で、事務局長に選ばれた人物。

 IAEAは「フクシマのアップデイト」の立ち上げも遅かったとして、この点での批判が出ている。

 天野氏の対応の遅さについて、情報筋は、情報開示には日本政府の同意が必要だが、情報の同意をひとつ取り付けるにも「数時間かかっている」と、元凶は日本政府の対応ののろさにあることを示唆した。
 
⇒ http://www.guardian.co.uk/world/2011/mar/15/nuclear-watchdog-response-japanese-disaster
  
 原発の「安全性(今や悪い冗談!……大沼」」を監視する責任がある!AEAのトップが、日本の役人(外交官あがり)の人物。
 批判が出るのも当然だろう。
 それは天野氏だけの責任ではない。天野氏を含む「霞が関」の責任である。

 

Posted by 大沼安史 at 08:58 午前 |  | トラックバック (0)

 

2011-03-15

 

原発NEWS〕 仏大使館 「東京脱出指示」はホントだった!

 
 

 英国の原子力コンサルタント、ショーン・バーニー氏は「RT(ロシア・ツデー)」テレビのインタビューの中で、東京のフランス大使館が在京のフランス人に対し、関東を脱出するよう指示した、と語った。

 東京の外国人特派員協会での外人ビジネス・オーナーの発言(本部ブログ既報)は、ほんとうだったようだ。
 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=lVCWGc173ic&feature=player_embedded#at=20

 本ブログでも先に紹介したが、フランス政府の担当大臣も、「核のカタストロフ」の恐れを言明している。

 いよいよとなった時、どうするか、菅直人よ、君に、君が東電の人間に投げつけた言葉を返してやる。

 日本に首相は、お前しかいないんだぞ!

 大爆発が起きることを覚悟して準備にとりかかれ! がんばれ!

 

Posted by 大沼安史 at 10:25 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 海水注入は消防車で

 
 

 英BBCによると、

 ① 電子炉への海水注入は、消防車と、タービン室に備え付けの消火設備を使って行われている。

 ② 現場で作業にあたっているチームが考え出した注水方法

 ―― だそうだ。

 An official with the Tokyo Electric Power Company (Tepco), which runs the site, said seawater was being pumped in both by fire engines and via the system installed to extinguish fires in the power station's turbine hall.

 He told BBC News that the use of this methodology had never been foreseen - it had been invented by the team on the ground at Fukushima.

 ⇒ http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-12737508

 がんばれ、現場のみなさん!

 

 

Posted by 大沼安史 at 09:42 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 「ジョージ・ワシントン被爆 米海軍ヨコスカ基地でも放射能を検出

 
 

 米海軍はヨコスカ基地のドックで修理中の米空母「ジョージ・ワシントン」で15日午前7時、フクシマからの低レベルの放射性物質を検知した、と発表した。
 
 ⇒ http://edition.cnn.com/2011/WORLD/asiapcf/03/15/japan.nuclear.reactors/?hpt=T1

 

 

Posted by 大沼安史 at 08:56 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 ワシントン・ポスト紙 グラフィック

 

 フクシマの原発をとてもわかりやすく図解している。
 ⇒ http://www.washingtonpost.com/wp-srv/special/world/japan-nuclear-reactors-and-seismic-activity/

 

Posted by 大沼安史 at 08:35 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 4号炉火災 政府当局者 IAEAに「放射性物質、ダイレクトに大気中に放出」と報告

 
 

 ワシントン・ポスト紙によると、4号炉の火災について日本政府当局者はIAEAに対し、「(火災により)放射性物質はダイレクトに大気中に放出されている」と報告していた。
 
 And while the fire at the fourth reactor had been extinguished, Japanese officials told the International Atomic Energy Agency that because of the blaze “radioactivity is being released directly into the atmosphere,” the agency said.

 ⇒ http://www.washingtonpost.com/business/economy/nuclear-crisis-deepens-as-third-reactor-loses-cooling-capacity/2011/03/14/ABk6rQV_story.html

 菅よ、枝野の「ポン助」よ、それならそうと、日本国民に対し、状況をきちんと説明し、警戒を呼びかけるのが筋ではないか!

 

Posted by 大沼安史 at 08:27 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 原子力資料情報室からのメッセージ 

 
 

 原子力資料情報室が「福島原発の危機について私たちは考えます」とのメッセージを、ウィブサイトに掲げた。
 ⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1020

 これを読んで、今日昼前の菅直人首相による、あの「国民へのメッセージ」の無様さ、醜悪さ加減を思い出した。

 「冷静に行動しろ」としか言えない――そして「あとは東電が発表する」としか言えない男が首相に居座り続けている、この最大不幸国家よ。

 菅直人よ、国民は冷静だよ。あなたとか、枝野こそ、冷静に行動したらどうか?

 だから、原子力資料情報室はいまや、日本の灯台だ。塔だ。

 スタッフのみなさん、がんばれ!

 

Posted by 大沼安史 at 08:08 午後 | 

3/14 ペンタゴン アクセス遮断

原発NEWS〕 ペンタゴン 「フクシマ」へのネットアクセスを遮断

 

 

 米国防総省ペンタゴン)のサイバー司令部は、同省職員(米軍人)のユーチューブなどへのアクセスをシャットダウンした。

 「サロン・コム」の報道では、「日本の地震」の映像に対する視聴需要が激増していて、ネットがパンク状態になっているため。

 ここでいう「地震」になかには「フクシマ」が当然含まれていよう。米軍の軍人もまた「核の惨事」に対し(あるいは、日本人の苦難に対し)、強い同情的な関心を示しているはずである。

 (それとも他に理由があるとでも言うのか?)

 ⇒ http://www.salon.com/news/feature/2011/03/14/japan_pentagon_bloocks_website_access

 

Posted by 大沼安史 at 06:51 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 祈ってください

 

 知り合いの女性から、こんなメールをいただいた。

 僕も、フクシマの現場で奮闘する皆さんを思い――この国の未来を思いながら、祈ることにしよう。

      ☆

  「祈って下さい」

  お願いがあります。

  私達に出来る事。

  それは祈ること。

  目には見えませんが、

  思い・思念には、エネルギーがあります。

  思ったら成ったという体験が

  ここ数年増えていると思います。

 

  福島の原発に対して

  温度が下がっていくことを

  水が増えて行くことを

  住民の方々が

  ホッとして

  穏やかな表情であることを

  イメージして

  ことばにして祈って下さい。

  上手に表現できなくても良いです。

  あなた自身のことばで

  真の思いで

  祈って下さい。

  時間を決めて

  一斉に祈れば思いが重なって

  力となるかもしれません。

  これから

  午後3時、午後7時、午後9時

  午前7時、9時、12時

  毎日祈って下さい。

  あなたがご飯を食べるとき
  休憩している時、
  朝目覚めたとき
  夜に眠る前に
  祈って下さい。

 

 

Posted by 大沼安史 at 06:35 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 使用済み燃料プール 大爆発の恐れ

 

 ニューヨーク・タイムズによると、原子炉本体とは別に、その上部に設置された使用済み燃料の冷却プールが大爆発し、炉のメルトダウンを上回る最悪の事態になりうる恐れがあるという。
 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/15/world/asia/15fuel.html?hp

 プールの冷却装置が働かず、大爆発に至る最悪シナリオだ。

 4号機では使用済み燃料プールの燃料が燃え、火災が起きた(ようだ)。

 プールの冷却装置が効かないなら、ここでも海水を注入するしかない?
 
 それでもダメなら、この最悪シナリオに行き着く…………

 同紙によると、このような場合、どんな事態になるか、ブルックヘブン研究所が1997年に研究結果を発表している。

 それによると、半径500マイル(800キロ)以内で100人が即死、13万8000人が死亡するという。

 また、半径2170マイル(3490キロ)まで汚染され、損害額は5460億ドルに達する。

 このブルックヘブンの研究は、フクシマと同じ沸騰水型の炉での想定だそうだ。

 

Posted by 大沼安史 at 06:25 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 もしも大事故が起こったら

 

 原子力資料情報室は「もしも大事故が起こったら」と題する、一般向けの参考資料をウェブ・サイトに掲げた。
  ⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1019

 大事故発生後の風下(風速3メートル)における「全員避難」の距離的範囲、時間的余裕などをわかりやすく図で示している。

 図によれば、たとえば仙台が風下になった場合、発生から6時間以内に避難しなければならない。

 

Posted by 大沼安史 at 05:44 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 仏産業相 「核の破局」のシナリオ 否定できず

 

 ルモンド紙によると、フランスのエリック・ベッソン産業相は14日、最終判断を下し、フクシマ原発事故について、「核の破局」のシナリオを排除できないと認識していると言明した。

 ……et convient que l'hypothèse d'une "catastrophe nucléaire" n'est plus à exclure.

 ⇒ http://www.lemonde.fr/politique/article/2011/03/14/japon-comment-le-discours-du-gouvernement-francais-a-evolue_1493013_823448.html

  

 

Posted by 大沼安史 at 02:18 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 菅首相、「4号炉で火災」 枝野長官 2号炉の爆発を「ポン」と表現 

 

 菅首相は15日午前11時から、国民向けのメッセージで語った。その中で、首相は、4号炉でも火災が起きている事実を明らかにした。

 続く、枝野長官の会見によると、休止中の4号炉には使用済み核燃料があり、それが熱を持って火災に発展したらしい。

 また長官は2号炉の「爆発音」について「ポン」と、おならか何かのような表現で形容した。

 首相はメッセージの中で、「冷静に行動していただきたい」と国民に呼びかけたが、政府が冷静に行動しておれば、これほどの惨事に発展しなかったような気もするがいかがか。

 それにしても枝野の「ポン」発言――この「ポン助」が!

 

 

Posted by 大沼安史 at 11:17 午前 |  | トラックバック (0)

 
 

〔震災NEWS〕 棺が足りない

 

 英紙インディペンデントの被災地ルポで、岩手県庁の職員が訴えていた。
 
 「全国の葬儀社にボディーバッグ、棺を送ってほしいとお願いしています。足りないんです」

 We have requested funeral homes across the nation to send us many body bags and coffins. But we simply don't have enough.
 
 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/a-call-goes-out-to-the-rest-of-japan-send-us-coffins-2241856.html

 

Posted by 大沼安史 at 11:00 午前 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 2号機メルトダウン ヒロシマナガサキ……そしてフクシマ

 

 最後の砦が壊れた。2号機でついに内部爆発が起きた。

 格納容器を圧力を下げるためガス抜きしたことから、(水素爆発を防ぐ)密封窒素が失われ、水素爆発を起こしたということか?

 それとも、いきなり(小規模な)水蒸気爆発?

 メルトダウンの暴走が始まっている……たぶん。そして、いまに水蒸気爆発!

 メルトダウンが始まっている以上、間もなく海水をぶち込めなくなる。冷やせなくなる。ぶち込んだら水蒸気爆発だ。

 ぶちこまなくても水蒸気爆発だ。
 溶解した燃料棒がサプレッション・プールに落ち込んで水蒸気爆発!

 チャイナ!

 ####

 2号機の放棄は1、3号にも連鎖で波及、すこし離れた4、5号機を巻き込んだ「連鎖爆発」が起きる……

 そうして、日本のチェルノブイリ、フクシマが生まれる。チェルノブイリを数倍するフクシマが生まれる。

 ヒロシマナガサキ……そしてフクシマ。

 原爆開発の派生物である原発が、日本を滅ぼそうとしている?……

 福島第一原発は「石棺」で覆われることになろう。

 福島の浜通りは、「放射性ゴーストランド」と化す。

 ####

 「原発時限爆弾」を仕掛け、それがどれほど素晴らしく「安全」か、国民を洗脳し続けた挙句、ついに「爆発」させた者どもらは、厳しく処罰されなければならない。
 お先棒をかついで来たマスコミも同罪だ。

 昭和の亡国、戦争。
 平成の亡国、原発

 ヒロシマナガサキ・フクシマ

 ####

  現場ではいまも「作業員」が、一線の「社員」が、「自衛隊員」が最後の戦いを繰り広げている。

 がんばってほしい! 私たちを助けてほしい!

 なんとか活路を拓いてほしい。

 東京にいるお偉いゴロツキどもとちがって、みなさんは英雄だ!

 感謝申し上げる。

 

 

 

Posted by 大沼安史 at 10:02 午前 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 IAEA 「放出放射性物質」で「風向き」をモニター 日本の政府・気象庁はなぜ「黒い風」予報をネグっているのか?

 

 IAEA国際原子力機関)の「フクシマ原発事故アップデート」を見て、ショックを受けた。
 IAEAでは、世界気象機関と連携して、関係各国に、東電福島原発群からの大気中に放出された放射性物質の動向を、気象予報でモニターし、関係各国に通報している、という。

 IAEAによれば、放射性物質を含んだ「黒い大気」は、これまで東の方向へ移動、今後、3日間はこのパターンが続くと見ている。 

 In partnership with the World Meteorological Organization, the IAEA is continuing to monitor weather forecasts and is providing updates to member states. Since the incident began, winds have been moving away from the Japanese coast to the East, and predictions call for the same patterns to persist for the next three days.

 ⇒ http://www.iaea.org/newscenter/news/tsunamiupdate01.html

 今、ことさら「黒い大気」と意訳したのは他でもない。あの「黒い雨」を想起してのことだ。

 それが風に乗って、人々に襲い掛かる。つまりは「黒い風」。

 日本の政府は――日本の気象庁は、国民に対して「黒い風」警戒警報を出すべきだ。

 NHKも、国民に「落ち着いてください」とばかり言ってないで、「黒い風が近づいています。家の中に避難してください」と言うべきである。

 もう一点――これは言うまでもないことだが、IEAEがモニター(監視)していることでもわかるように、フクシマからは大量の、かなりの濃度の危険な「黒い大気」の塊が放出されているわけだ。

 本ブログで紹介した、米空母の「ロナルド・レーガン」を襲った、放射線雲もそのひとつであろう。

 あかんなほんとうにだめだのう政権の隠蔽体質は厳しく批判されねばならない。

 

 

Posted by 大沼安史 at 08:35 午前 

3/14,3/15~の記録

原発NEWS〕 河野太郎議員、日本の官僚・電力会社を厳しく非難……米政府当局者に ウィキ国務省電で明らかに

 

 ウィキリークスが暴露した米国の東京大使館秘密電(2008・10・24)で、河野太郎衆院議員が2008年10月21日、来日した米政府の当局者(エネルギー・経済担当)との夕食の席で、とくに核の再処理における、コスト、安全面の問題を取り上げ、日本の原子力業界に対する「強い反対」を表明していたことが明らかになった。

 河野太郎議員はまた、「日本の官僚、電力会社が時代遅れの原子力エネルギー戦略を続け、代替エネルギーの開発を抑圧し、国会議員や国民から情報を隠し続けている」と厳しく批判した。

 Lower House Diet Member Taro Kono voiced his strong opposition to the nuclear industry in Japan, especially nuclear reprocessing, based on issues of cost, safety, and security during a dinner with a visiting staffdel, Energy Attache and Economic Officer October 21. Kono also criticized the Japanese bureaucracy and power companies for continuing an outdated nuclear energy strategy, suppressing development of alternative energy, and keeping information from Diet members and the public.

 英紙ガーディアンが報じた。 ⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1008

 河野太郎氏にもの申す。

 今こそ、これまで反原発を訴えてきた政治的な経験と知識を生かし、原子力産官複合体による欺瞞の全てを明らかにせよ!

 リーダーシップを発揮して、原発利権をむさぼって来たものの極悪非道ぶりを追及せよ!

 

Posted by 大沼安史 at 07:57 午前 |  | トラックバック (0)

 

2011-03-14

 

原発NEWS〕 1号機爆発 菅首相のヘリ視察が引き鉄? 

 

 13日夜、外国特派員協会で開かれた原子力資料情報室の記者会見で、質問に立った日本人ビデオ・ジャーナリストが、以下のような見方を示していた。

 1号機の水素爆発は12日午後3時30分ごろの発生だが、その日朝、8時過ぎ、菅首相自衛隊のヘリで現地を視察したことで、現場で続く、ガス抜き(放出)作業が中断を余儀なくされ、結果的に水素爆発という事態を招いたのではないか、という指摘だ。

 放射性のガスを空中に放出して、ヘリでお出ましになる菅首相被爆させてはならないと、官邸サイドからお達しが出ていたとしたら、問題だ。(首相の身の安全を考えたら、そのくらいするのが、官邸当局者としては当然のことだし、それは義務である。それが、たとえ首相のパフォーマンスのためであったとしても……)

 地上の現場で被爆しながら、それこそ命がけで最悪の事態を回避しようと、おそらくは不眠不休でがばっている皆さんと、空からご視察の菅首相の好対照。

 主流メディアの記者諸君には、ぜひとも事実関係を究明していただきたい。

 

Posted by 大沼安史 at 11:29 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 フランス大使館 メールで在日フランス人に関東脱出を指示か?

 

 13日夜、東京の外国特派員協会で開かれた原子資料情報室の記者会見で、参加した外国人のビジネス・オウナーが、友人からのメールで、フランス大使館が関東から在日フランス人全員に対し、脱出するようアドバイスしていることを知らされた、と語った。(ビデオの最後近くを参照)
 ⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1009

 (事実とすれば、フランス大使館は首都圏に危機が迫っていると認識しているわけだから、大変なことだ。主流マスコミの確認をお願いする)

 ビジネスオーナーは、大使館の声明の全文を見てはいないが、メールを寄せた友人はまともな人だという。

 ビジネスオーナーは、友人のメールの最初の行を読み上げ、東京を脱出すべきか、アドバイスを求めた。

 

Posted by 大沼安史 at 10:20 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 IAEA アップデイト

 

 国際原子力機関IAEA)が、日本政府の原子力安全委員会からの報告をアップデイトで報じている。

 枝野長官の記者会見よりも明確だ。

 英語なので、日本語のように言葉の綾でごまかせないから?!……

 女川原発での放射物質検地は東北電力の言うように、シロだったようだ。福島から届いたもののようだ。 

 ⇒ http://www.iaea.org/newscenter/news/tsunamiupdate01.html

 

Posted by 大沼安史 at 07:28 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 ニューヨーク・タイムズがグラフィックで「部分メルトダウン」を図解

 

 ⇒ http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/the-explosion-at-the-japanese-reactor.html?ref=asia

 

 

 

Posted by 大沼安史 at 07:17 午後 

11/3/14~の記録

原発NEWS〕 3号炉、格納容器は破損せず

 

 原子力資料情報室は3号炉の爆発について、「水素爆発であることがほぼ確実になりました。原子炉容器、格納容器とも破損はしていないとの発表は、間違いないようです」とする続報を発表した。
 ⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1013

 これは先の、俯瞰映像から格納容器は見えない、との判断を訂正するもの。

 ヘイル・メアリー、祈りは通じつつあるのか?

 しかし、こんどは2号機が……。

 現地の東電オペレーターの皆さんのふんばりに期待したい。

 ネバー・ギブアップ!

 

 

 

Posted by 大沼安史 at 07:01 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 チェルノブイリを上回る汚染?!

 

 原子力資料情報室は13日の記者会見の際、ジャーナリストの広河隆一氏らが現地・双葉町入りし、放射線量を測定したところ、1ミリデシベルまで測かることのできる測定器3台の針が振り切れたことを明らかにした。

 双葉厚生病院(原発から4キロ)などでの測定。

 広河氏がチェルノブイリで原子炉跡から4キロほど離れた地点で測定した際の数値は、0.4ミリデシベルだったという。

 チェルノブイリでの測定は事故直後ではないと見られるが、「グラウンドゼロ」から4キロの地点はもちろん、今なお一般の立ち入りは禁止されている。

 福島の浜通りは、チャルノブイリ並みのゴーストタウンに変わろうとしている……
 
 ⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1008

 

 

Posted by 大沼安史 at 04:07 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 米空母「ロナルド・レーガン」、放射能雲を通過

 

 ニューヨーク・タイムズによれば、福島沖に展開する米空母「ロナルド・レーガン」が「福島・第一」から放出された放射能雲の中を通過、乗組員たちが1ヶ月分の被爆量をわずか約1時間で被爆していたことが分かった。
 
 米当局者は「リスクは軽微」としているという。

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/14/world/asia/14plume.html?_r=1&ref=asia
 

 

Posted by 大沼安史 at 03:46 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 米軍ヘリ、96キロ離れた地点で大気中から放射性物質を検出

 

 ニューヨーク・タイムズによると、米軍ヘリが東電福島第一の爆発現場から60マイル(96キロ)離れた上空で、セシウム137やヨード121と見られる放射性物質を検出した。

 ペンタゴンが13日に明らかにした。
 現在、詳しい分析を進めている。

 これについて同紙は、放射能による環境汚染が拡大していることを示唆している、と述べている。

 But Pentagon officials reported Sunday that helicopters flying 60 miles from the plant picked up small amounts of radioactive particulates — still being analyzed, but presumed to include cesium-137 and iodine-121 — suggesting widening environmental contamination.

 ⇒ http://www.nytimes.com/2011/03/14/world/asia/japan-fukushima-nuclear-reactor.html?partner=rss&emc=rss

 

 

Posted by 大沼安史 at 03:20 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

原発NEWS〕 爆発した3号炉(プルトニウム炉)、格納容器、吹き飛ぶ?

 

 福島第一・3号炉(プルトニウム炉)の建屋が破壊され、キノコ雲が立ち上がった爆発で、原子力資料情報室 は14日午後1時前、「俯瞰の映像では、格納容器が見えない」と報じた。
  ⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1012

 格納容器が吹き飛ばされたということか?

 そうなると、1号機で政府が説明した「建屋内にたまった水素の爆発で建屋が吹き飛んだ」という「ストーリー」を適用するわけにはいかない。「格納容器」自体が(一緒に)爆発したのではないか?

 枝野官房長官は、「格納容器の健全性は保たれている」と語ったが、「(東電の?)所長の認識」「――と報告されている」と「逃げ」を打っている。

 

 

Posted by 大沼安史 at 02:55 午後 |  | トラックバック (0)

 
 

〔NEWS〕 原子力資料室 緊急記者会見ビデオ

 

 ⇒ http://www.ustream.tv/recorded/13269582

   http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1008

 海水をぶち込む最後の選択を迫られた政府・東電!

 これは、「ヘイル・メアリー」という最後の手段だ。

 3号機から爆発音!

 聖母マリアよ、救世主を産んでくれ! 人類を救ってくれ!
 

 

 

Posted by 大沼安史 at 10:12 午

11/3/10~の記録

〔NEWS〕 3号機、巨大爆発 大気被爆注意報、発令!

 

  14日午前11時ごろ、福島第一・3号機、爆発!⇒ http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1011

  原子力情報資料室 : テレビの映像を見ると,数百メートル以上に放射能雲が立ち上り,いまのところ西よりの風にのって,海側にながれていますが,風向きに注意!!!

   政府やNHKがやらないので、代わりに(勝手に)被爆注意報を発令する。

  枝野官房長官の「発表」の声が震えていた。これはかなり危ないかも知れない……

  枝野は1号機と同じ「水素爆発」としているが、 原子力情報資料室は判断を留保している。

  水蒸気爆発かも知れない…… 

  風は幸い、いまのところ西向き。海へ。

 大気中に放射性物質を「放出した」東電福島巨大原発基地の本日(14日)の風向きは天気予報(福島・浜通り)によると、「南の風」。
 以北の人は、なるべく家の中にいた方がいい。

  

 

Posted by 大沼安史 at 09:04 午前 |  | トラックバック (0)

 
 

〔いんさいど東北〕 ウィキペディア、「SENDAI地震」と命名! 負けるな「東北」と英紙が激励!

 

 東北を襲った地震・ツナミ・原発事故のトリプル・カタストロフィーで、英紙インディペンデントが13日付の電子版フロントのトップ・ニュースに、こんな見出しを掲げた。⇒ http://www.independent.co.uk/

 Don't give up, Japan. Dont give up, Tohoku !

  ギブ・アップすんじゃないぞ、日本!  ギブ・アップすんじゃないぞ、東北!

 ギブ・アップするな! 負けるんじゃない!

 仙台市在住の僕としては、とくにこの、Dont give up, Tohoku ! には励まされた。
 
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 僕は地震が発生した夜、近くの国見小学校の体育館に避難した。地域の避難場所の体育館は停電で真っ暗、もちろん暖房もない。

 白人の赤ちゃん連れの若い夫婦も避難していた。200~300人が逃げ込んだ体育館に、市役所から毛布が60枚届いた。

 お年寄りと赤ちゃん、小さなお子さんがいる方だけにお配りします。とりにきてくださいとアナウンスがあった。日本語だから、白人のファミリーは気付かない。教えてあげようとした瞬間だった。市役所の若い女性が黄色い毛布を持って、飛んで来た。英語でこういって毛布を渡した。This is for you!

 避難所の小学校で朝、炊き出しでスイトンが出た。お子さんと老人の方から、どうぞ、というので、おなかをすかしていた僕も列に並んだ。

 あのお~、62歳なんですが、大丈夫でしょうか?――と聞いたら、僕より年上のボランティアの女性が、あんたまだまだ若いよ、(老人だなんて)70になってから言いなさい、と言って、笑いながら一杯、スタイロフォームのおわんに分けてくれた。

 うまかった。

 近くのツバキ薬局の旦那さんが薬を持って、差し入れに来た。

 毎日新聞の販売店の若者が、朝刊を無料で配っている。

 ここにいるのはみんな被災者だけど、みんなヒーロー。みんなで助け合っている。
    
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 そのインディペンデント紙に、今回の地震がどれだけの威力を持っていたか、出ていた。

 マグニチュード8.8(9.0ならもっとすごい)の地震は、TNT火薬15億トン――1メガトンの核爆弾1500発分の威力だそうだ。これはアメリカの電力消費量のまる1ヵ月分。
 この地震で地球の地軸が25センチ近くズレ、日本の海岸線は数メール、動いたはずだという。

 実際はM9.0.これは8.9の倍のエネルギーだ。ということは、メガトン核、3000発分……

 ⇒ http://www.independent.co.uk/news/world/asia/qa-the-day-the-earth-moved-and-a-nations-east-coast-shifted-by-24-metres-2240511.html

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 電気、電話、ガス、水道が止まっているので、買い出しに出て、近くの生協に2時間、並んだ。1000人以上の長蛇の列。1時間過ぎたところで、あと一時間で閉店します、と、生協の人が連絡しに来てくれた。

 50分待ってみたが、生協は角を曲がったはるか先。

 断念した……

 列に並んだ人は落ち着いていた。初めて見る人たちだが、見直した。

 みんな偉い! パニックなんか無縁の仙台市民!

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 今回の地震は、ツナミにチェルノブイリ日本版も加わったトリプル・カタストロフ(三重破局)。

 だから、世界は日本に、東北に、福島を注視した。

 ニューヨーク・タイムズには、「インタアクティブ・マップ&フォト」というのが載っていた。

 グーグル・マップ(衛星写真)と現場写真を組み合わせたものだった。
 ⇒ http://www.nytimes.com/packages/flash/newsgraphics/2011/0311-japan-earthquake-map/index.html

 ツナミのように世界を席捲した、日本発のニュース。

 対岸のカリフォルニアではツナミを警戒し、避難した人たちも出た。

 サンタクルズのヨットハーバーはダメージを受けた。

 サーファーたちはそのツナミを待ち受けた。

 ツナミは来たが、8フィートの高さだった。

⇒  http://www.time.com/time/nation/article/0,8599,2058546,00.html

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 今回、ツナミが押し寄せた仙台の荒浜海岸は、僕が学生の頃から通った浜辺だ。

 海水浴ではなく、砂浜をただ歩くために。歌をつくるために。

 荒浜は、春先からサーファーたちがウェットスーツで波乗りを楽しむ、仙台のサーフィン・スポットである。

 犠牲になった人、出たんじゃないかな?

 一度、あいさつを交わしたことのある、あの老サーファー、無事だったらいいな。
 
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 今回の地震とツナミ、世界的にはどう呼ばれているのだろう?

 どう「命名」されているのかどうか?

 ウィキペディアをのぞいたら、「2011 Sendai earthquake and tsunami」として早くも、詳細な解説が載っていた。
  ⇒ http://en.wikipedia.org/wiki/2011_Sendai_earthquake_and_tsunami

 ウィキペデイアは世界1のオンタイン百科辞典だから、きっと、この「2011年仙台地震&ツナミ」で呼ばれることになるんだろうな!

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 電気が復旧、パソコンのメールを開けたら、教え子から、地震の前、東の空に閃光を見た、とのメールが来ていた。

 HAARP(アラスカに配備されているといわれる米軍の統合地球物理学兵器=地震兵器)じゃないか?、とも。

 僕は大学では、HAARPのこと、一言も話していない。
 教え子は、僕のブログとユーチューブでのラジオでの解説を見て、メールをくれた。

 ネットで調べたら、HAARPは事前に起動していたようだ(と、HAARPの波形の証拠画像も添付して)指摘する英文のブログも、ネット上に現れている。⇒  http://gizadeathstar.com/2011/03/japan-earthquake-and-haarp/

 疑い深く信じやすい元新聞記者の僕には、以下のような点が気にかかる。 

 ① 「メア発言」暴露のあとの発生!

 ② まったく同じ時間、1分40数秒ずつ、北から南へ、3ヵ所で岩盤が崩れた、今回の「センダイ地震」。

 ③ なぜか、現場海域に突然、現れた米空母「ロナルド・レーガン」。

 ④ TPP促進のための脅し? 日本原発、海外売り込みの阻止?

 疑問はいくらでも湧くが、もちろん、憶測の域を出ない……。 

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 停電なのでパソコンを使えず、ラジオのNHKニュースを聞き続けた。

 東電の事故で怒った!

 弁を開ける時、どうして事前に警告しないか、と怒り狂ったのだ!

 風向きと合わせて、ラジオで広報するのがNHKの務めではないか?

 案の定、100キロ離れた、女川原発でモニターされた!

 当時は南南西の風!

 女川は東電原発のほぼ真北!

 ということは、仙台市内にも放射性物質が流れ込んで恐れがある!

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 さて、冒頭の、「ギブアップするな、日本&東北!」に戻るが、英紙の見出しでも分かるように、僕らは今、孤立してないんか、いないのだ。

 世界は、僕ら日本にエールを贈ってくれている。(そして、日本の政府の対処の仕方を注目している)

 僕が連帯するウィスコンシンから、僕の安否を問い、僕を励ますメールが届いていた!

 これは亡くなった加藤周一さんが、最後の著書、『日本文化における時間と空間』にお書きになっていたことだが(本箱が倒壊し、いま、その本が見つからないので、記憶で書くが)、日本人は危機に際し、驚くべき連帯心を発揮し、克服しようとする――のである。

 その日本文化の伝統は、僕の住む東北でも――仙台でも――仙台の国見地区でもなお生きている。

 

Posted by 大沼安史 at 08:20 午前 1.いんさいど世界 |  | トラックバック (0)

 

2011-03-10

 

空から歌が聴こえる この愛に祈りを

 

 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog3/2011/03/post-8950.html